マイボードの購入を考えているけれど、実際にいくら予算を用意すればいいのか分からない。そんな悩みを持っていませんか?

予算設定を間違えると、安すぎて数シーズンで買い替えが必要になったり、逆に高すぎて性能を活かしきれなかったりします。適切な予算配分を知ることで、長く使える満足度の高い買い物ができます。

この記事では、初心者がマイボードを購入する際の適正予算、装備ごとの配分方法、そしてよくある失敗パターンを詳しく解説します。20年の経験から分かった、本当に大切な予算の考え方をお伝えします。

マイボード購入の総予算を決める

初心者の適正予算は15-20万円

基本技術を習得した初心者がマイボードを購入する場合、適正な総予算は15-20万円です。この価格帯であれば、長期間使用できる品質のボード、バインディング、ブーツを揃えることができます。

10万円以下に抑えようとすると、品質面で妥協が必要になります。2-3シーズンで劣化が目立ち始め、結局買い替えが必要になる可能性が高くなります。逆に30万円以上かけても、初心者の段階では性能差を感じにくく、投資効果が薄くなります。

15-20万円という価格帯は、長く使える品質を確保しながら、無理のない範囲で投資できる現実的なラインです。

既に持っている装備を確認する

総予算を考える前に、既に持っている装備を確認しましょう。多くの方は、すでにウェアやブーツを購入しているケースがあります。

ウェア購入済みの場合

ウェアは5-8万円程度かかりますが、既に持っているなら予算から除外できます。ボード・バインディング・ブーツの3点に集中して予算を配分できます。

ブーツ購入済みの場合

ブーツに3-5万円かかるため、既に購入済みなら大幅に予算を抑えられます。ボード本体とバインディングに予算を集中できます。

全て揃える場合

ウェア、ブーツ、ボード、バインディングを全て新規購入する場合は、20-25万円の予算が必要です。

分割購入という選択肢

一度に全てを揃える必要はありません。優先順位をつけて段階的に購入する方法も有効です。

推奨する優先順位

1. ブーツ(最優先)- 上達に最も影響する

2. ボード(次点)- マイボードの恩恵を受けられる

3. バインディング(最後)- レンタルでも対応可能

1シーズン目はブーツのみ購入し、ボードとバインディングはレンタル継続。2シーズン目にボードとバインディングを購入する方法なら、無理のない予算配分が可能です。

装備別の予算配分の基本

ボード本体:8-12万円(全体の50-60%)

ボード本体には、総予算の50-60%を配分することをおすすめします。15万円の予算なら8-9万円、20万円の予算なら10-12万円がボードに充てる適正額です。

この価格帯で得られる品質

8-12万円の価格帯なら、初心者から中級者まで長く使える品質のボードが選べます。耐久性のある素材、しっかりした構造、信頼できるブランドの製品が手に入ります。

5万円以下のリスク

5万円以下のボードは、耐久性や性能面で妥協が必要です。1-2シーズンで劣化が目立ち始め、結果的に買い替えコストがかかります。

15万円以上は初心者に不要

15万円を超えるボードは上級者向けの性能を持っていますが、初心者の段階ではその性能を活かしきれません。基本技術を習得してから検討すれば十分です。

バインディング:3-5万円(全体の20-25%)

バインディングには、総予算の20-25%を配分します。15万円なら3-4万円、20万円なら4-5万円が目安です。

ボードとの相性が重要

バインディングはボードと足をつなぐ重要なパーツです。価格だけでなく、ボードとの相性を考慮する必要があります。

安すぎるバインディングの問題

2万円以下のバインディングは、動きの伝わりやすさや耐久性に問題がある場合があります。力が正確に伝わりにくく、上達の妨げになる可能性があります。

セット購入のメリット

ボードとバインディングをセットで購入すると、相性が保証されます。販売店によっては、個別購入より5-10%程度安くなる場合があります。

ブーツ:3-5万円(全体の20-25%)

ブーツには、総予算の20-25%を配分します。15万円なら3-4万円、20万円なら4-5万円が適正価格です。

最も妥協してはいけない部分

ブーツは上達に最も影響する装備です。足に合わないブーツを使うと、技術向上が著しく遅れます。必ず試着して、自分の足に合ったものを選びましょう。

安すぎるブーツのリスク

2万円以下のブーツは、フィット感やサポート性能に問題があることが多いです。足が痛くなったり、力が伝わりにくかったりします。

高すぎるブーツは不要

8万円を超えるブーツは上級者向けの硬さや機能を持っています。初心者には扱いづらく、足への負担も大きくなります。

予算決定の3つのステップ

ステップ1:総予算の上限を決める

まず、自分が無理なく出せる金額の上限を決めます。生活費を圧迫しない範囲で、趣味への投資として妥当な金額を設定しましょう。

月収の10-15%が目安

月収30万円なら3-4.5万円、これを4-5ヶ月貯めれば15-20万円になります。ボーナスを活用するのも一つの方法です。

ローンやクレジットカードの分割払いを利用する場合は、返済計画をしっかり立てて無理のない範囲に抑えましょう。

ステップ2:既存装備を確認する

次に、既に持っている装備をリストアップします。

確認すべき装備

  • ウェア(上下)
  • ブーツ
  • ゴーグル
  • グローブ
  • プロテクター

持っている装備の価値を差し引いて、実際に必要な購入額を算出します。ブーツとウェアを既に持っているなら、8-15万円程度で残りを揃えられます。

ステップ3:優先順位をつける

全てを一度に揃える必要はありません。優先順位をつけて段階的に購入しましょう。

今シーズン必須

  • ブーツ(持っていない場合)
  • ボード本体(レンタル卒業のため)

次シーズン検討可

  • バインディング(レンタルでも対応可能)
  • ウェアのアップグレード

将来的購入

  • 予備のブーツ
  • 高機能ウェア
  • メンテナンス用品

予算別のおすすめ購入プラン

プランA:予算15万円(ブーツ購入済み)

既にブーツを持っている方向けのプランです。

配分例

  • ボード本体:90,000円
  • バインディング:50,000円
  • メンテナンス用品等:10,000円

合計:150,000円

このプランなら、ボードとバインディングに予算を集中でき、質の高い組み合わせが選べます。

プランB:予算20万円(ブーツ未購入)

これから全てを揃える方向けの基本プランです。

配分例

  • ボード本体:100,000円
  • バインディング:50,000円
  • ブーツ:45,000円
  • メンテナンス用品等:5,000円

合計:200,000円

バランスの取れた配分で、長く使える品質の装備を揃えられます。

プランC:予算10万円(段階的購入)

予算を抑えて段階的に揃えるプランです。

段階的購入スケジュール

1年目(50,000円)

  • ブーツのみ購入:50,000円
  • ボード・バインディング:レンタル継続

2年目(100,000円)

  • ボード購入:80,000円
  • バインディング:レンタル継続

3年目(50,000円)

  • バインディング購入:50,000円

3年間合計:200,000円

無理のないペースで質の高い装備を揃えられます。

予算を削ってはいけない部分・削れる部分

絶対に妥協不可:ブーツ

ブーツは上達に最も影響する装備です。予算が厳しくても、ブーツだけは適正価格帯(3-5万円)の製品を選びましょう。

安いブーツのリスク

  • 足が痛くなり、滑走を楽しめない
  • 力が正確に伝わらず、上達が遅れる
  • 耐久性が低く、1シーズンで買い替えが必要

ブーツへの投資は、長期的に見て最もコストパフォーマンスが高い選択です。

妥協すべきでない:ボード本体

ボード本体も、できる限り適正価格帯(8-12万円)を守りましょう。5万円以下のボードは、耐久性や性能面でリスクがあります。

適正価格帯を守る重要性

  • 長期使用に耐える品質
  • 技術向上に対応できる性能
  • 安全性の確保

どうしても予算が足りない場合は、ボード購入自体を次シーズンに延期し、レンタル継続を検討しましょう。

多少の妥協可:バインディング

バインディングは、最低限の品質(3万円以上)を確保できれば、多少の妥協は可能です。後から交換もできるため、まずはボードとブーツを優先しましょう。

最低限のライン

3万円以上のバインディングなら、基本性能は確保されています。ブランドにこだわりすぎず、機能重視で選びましょう。

最も妥協可:ウェア・小物

ウェアや小物類は、性能への影響が比較的小さいため、予算調整の対象にできます。

妥協可能な理由

  • 技術向上への影響が小さい
  • 後から買い足せる
  • 前シーズンのモデルなら安く手に入る

ゴーグル、グローブ、プロテクターなどは、段階的に揃えていけば問題ありません。

よくある予算の失敗パターン

失敗1:予算を極端に削る

「とりあえず安いもので始めよう」と5万円以下のボードを購入するパターンです。

なぜ失敗するのか

安いボードは耐久性が低く、性能も限定的です。1-2シーズンで劣化が目立ち、結局買い替えが必要になります。

回避方法

予算が足りないなら、購入時期を延期してレンタル継続を選びましょう。中途半端な買い物より、適正予算が貯まってからの購入が賢明です。

失敗2:見栄で高級品を購入

「良いものを買えば上達が早い」と、初心者が20万円のボードを購入するパターンです。

なぜ失敗するのか

高級ボードは上級者向けの性能を持っており、初心者には扱いづらい場合があります。性能を活かせず、投資効果が薄くなります。

回避方法

初心者向けに設計されたボードを選びましょう。基本技術を習得してから、より高性能なボードに買い替えても遅くありません。

失敗3:バランスを無視した配分

ボードに15万円、ブーツに2万円といった極端な配分をするパターンです。

なぜ失敗するのか

どれか一つが高性能でも、他が低品質だと全体のパフォーマンスが落ちます。特にブーツが安物だと、高級ボードの性能を活かせません。

回避方法

50-60%をボード、20-25%をバインディング、20-25%をブーツという基本配分を守りましょう。バランスの取れた装備が上達への近道です。

失敗4:一度に全て揃えようとする

予算不足なのに、全ての装備を一度に揃えようとするパターンです。

なぜ失敗するのか

予算を分散させすぎて、全ての装備が中途半端な品質になります。どれも満足できず、結局買い替えが必要になります。

回避方法

優先順位を明確にし、段階的に揃えましょう。まずはブーツとボードに集中し、バインディングは次シーズンでも問題ありません。

SEPPA製品で考える具体的な予算配分

AM01/AM02:79,800円の価格的妥当性

SEPPA Shapesのボードは79,800円という価格設定です。これは初心者向けの適正価格帯(8-12万円)の中に収まっており、長期使用を前提とした品質を提供しています。

この価格で得られる価値

  • オールマウンテン対応の設計
  • 初心者から中級者まで使える性能
  • 長期使用に耐える耐久性
  • アフターサポート込みの価格

海外の有名ブランドと比較しても、同等の性能を持ちながらコストパフォーマンスに優れています。

予算15万円の配分例(SEPPA使用)

ブーツを既に持っている方向けの具体的なプランです。

配分の詳細

  • SEPPA AM01 Mellow Flex:79,800円
  • バインディング(中級クラス):50,000円
  • メンテナンス用品(ワックス等):10,000円
  • 予備費:10,200円

合計:150,000円

この配分なら、ボードとバインディングの両方で妥協せず、質の高い組み合わせが実現できます。

長期的なコストパフォーマンス

初期投資を適正に行えば、長期的なコストは大幅に削減できます。

5年間のコスト比較

適正価格(15万円購入)の場合

  • 初期投資:150,000円
  • 5年間使用:1シーズンあたり30,000円
  • メンテナンス:年5,000円×5年=25,000円

5年間合計:175,000円

低価格(5万円購入)の場合

  • 初期投資:50,000円
  • 2年で買い替え:50,000円×3回=150,000円
  • メンテナンス:年5,000円×5年=25,000円

5年間合計:225,000円

一般的な傾向として、適正価格のボードを購入した方が、長期的には5万円程度安くなる場合が多いです。

SEPPA製品の紹介

初心者のマイボード購入で、予算配分に悩んだら、SEPPA Shapesの製品を検討してみてください。79,800円という適正価格帯で、長く使える品質を提供しています。

SEPPA AM01 155cm Mellow Flex

価格:79,800円(税込)

基本技術を習得した初心者の方が、パウダーデビューする際に最も失敗が少ないモデルです。圧雪バーンでも安定して滑れる設計のため、パウダーが少ない日でも安心して使用できます。

こんな方におすすめ
  • 年間10回以上滑走する方
  • 基本ターンをマスターした方
  • パウダーに興味があるが不安がある方
  • 1本で様々な状況に対応したい方

推奨スペック
身長165-180cm / 体重60-70kg / ブーツサイズ24-28cm

詳細を見る

SEPPA AM02 149cm Mellow Flex

価格:79,800円(税込)

体重が軽い方や女性の方に最適化された設計です。コンパクトで取り回しやすく、ツリーランなどの狭いエリアでも扱いやすい特徴があります。

こんな方におすすめ
  • 体重50-60kgの方
  • 身長155-170cmの方
  • 軽い力でもコントロールしたい方
  • クイックなターンを楽しみたい方

推奨スペック
身長155-170cm / 体重50-60kg / ブーツサイズ22-27cm

詳細を見る

よくある質問

Q. 予算10万円では無理ですか?

段階的購入なら可能です。まずブーツを購入し、ボードは来シーズンに回す方法をおすすめします。ブーツだけでも自分専用のものを使うことで、上達速度は大きく変わります。

Q. ボードとバインディングのセット購入は得ですか?

相性が良いセットであれば、販売店によっては個別購入より5-10%程度安くなる場合があります。ただし、自分の体格やスキルレベルに合ったスペックか確認が必要です。店員に相談して、自分に適したセットかどうか判断しましょう。

Q. 予算を削るならどこを削るべきですか?

ウェアや小物類です。ボード・バインディング・ブーツの3点は、適正価格帯を守ることをおすすめします。ゴーグルやグローブは前シーズンのモデルを安く購入したり、段階的に揃えたりしても問題ありません。

Q. 中古で予算を抑えるのはどうですか?

初心者には新品をおすすめします。中古は状態の判断が難しく、保証もないため、結果的に高くつく可能性があります。見えない劣化が進んでいる場合もあり、安全面でもリスクがあります。

Q. ボーナス払いやローンは使うべきですか?

無理のない範囲なら問題ありません。ただし、生活費を圧迫する借入は避けましょう。月々の返済額が家計に負担をかけない範囲で計画を立ててください。段階的購入も検討する価値があります。

まとめ

マイボード購入の予算について、重要なポイントをまとめます。

適正予算は15-20万円
初心者が長く使える品質の装備を揃えるには、15-20万円が現実的なラインです。この範囲で購入すれば、数シーズンは安心して使用できます。

装備の優先順位を守る
全てを一度に揃える必要はありません。ブーツ→ボード→バインディングの順で段階的に購入すれば、無理のない予算配分が可能です。

予算配分のバランスが重要
ボード50-60%、バインディング20-25%、ブーツ20-25%という基本配分を守りましょう。どれか一つだけ高級品を買っても、全体のパフォーマンスは上がりません。

削るべき部分と削ってはいけない部分
ブーツとボード本体は妥協せず、適正価格帯を守りましょう。ウェアや小物は段階的に揃えても問題ありません。

SEPPA Shapesは、初心者の方のステップアップを全力でサポートします。適切な予算配分で、長く愛用できるマイボードを手に入れてください。

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